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せんだい雑記

日記・備忘録・犬鷲

「行列」が消えた?(震災16日め)

3.11震災

(3月26日)

朝から雨だ。霧雨、昨夜降った雪が屋根にうっすらと積もっていたが、その雪も少しずつ溶けていく。昼ごろになって雨は上がり、薄い青空も見えてきた。

街の様子が見たくて散歩に出た。10分ほど歩いた先の交差点近くにスーパーがある。先週の土曜日には、このスーパーへ入る人の長い行列が歩道に長く伸びていた。ところが今日は、スーパーの前の狭い駐車場内でおさまっている。そこから100メートルほど先にある八百屋さんの店頭には野菜が山積みになっていたが、それを買う客の姿は見えなかった。あれだけ欲しかったキャベツや長ネギやたまねぎが余裕で買える状況にホッとする一方で、あれは何だったのか、と不思議な感じでもある。いっぱい買いすぎて、食べきれずに残っているという人が多いのかもしれない。ときどき利用している総菜屋さんが2週間ぶりにお店を開けていた。いつもは、大皿にいろいろなお惣菜が山盛りになって売られているのだが、売られていたのは、一口カツ、肉じゃが、のり弁当、おにぎり各種。昼はご飯を炊くつもりだったので、カツと肉じゃがを買った。



我が家の近所に限って言えば、街の様子は地震前の状態に戻りつつある。変化の見られないのは、Gスタンド前に伸びる車の行列だ。報道によると、供給環境は格段に改善しているはずなんだが、車の行列だけは消える兆しがない。中には場所(順番)取りのために車を開店前のGスタンドの前に駐車し、平気で立ち去るドライバーまで出てきている。取締りが緩いこともあって、無人の車がGスタンド前に行列を作っていたりする。それから、「緊急車両優先」という立看板を掲げて、行列に並ぼうとする車両を選別しているスタンドがあるのだが、どうみても一般車両という車がそのまま並んでいたりするのを見ると、いったい緊急車両と一般車両の区別は何だろうと思う。実は、「許可証」のようなものが発行されていて(発行元はわからないが)、被災地へ向かう途中の一般車両というケースなのかもしれない。でも、傍目には分からないから。意外と押しの強いドライバーだけがそのまま居座るケースもあるんじゃないかと穿った見方をしてしまうのだ。

たしかに営業しているGスタンドの数は増えた。近いうちに普通の車が好きなだけ給油できる状態に戻るだろう。車にガソリンを満タンにしたら、まずは近くの日帰り温泉に行き風呂に入りたい。