せんだい雑記

楽天イーグルス、食べ歩き、日記

異所性脂肪

太っているのに健康診断の数値はすべて正常、やせているのに健康診断の数値は異常ばかりということがある。現に僕がそうである。やせているのに健康診断での異常値が3つもある。一般の常識で考えれば、太っている人が不健康で、やせている人は健康というイメージがあるが、この常識にはやや不正確な部分があるようだ。先日のNHKの「AtoZ追跡」という番組がそこのところを取り上げていた。

人間の脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」というのがあるのはよく知られている。「皮下脂肪」の多い人が「太っている」という外観を持つことになるのだが、健康を害することの主な原因は、実は「皮下脂肪」や「内臓脂肪」の2つではなく、「異所性脂肪」という3つめの脂肪にあるというのである。「異所性脂肪」は脳以外の臓器(例えば心臓や肝臓など)に直接付着して悪さをするので実にやっかいであるらしい。

脂肪(エネルギー)貯蔵庫の役割をしているのが「皮下脂肪」である。ここで貯蔵しきれなくなった脂肪が「内臓脂肪」となり、「異所性脂肪」となる。つまり、「皮下脂肪」の貯蔵量が大きいということは、「異所性脂肪」に回る量を少なく抑えられることになり、同じ量の脂肪を採っても、太っている人とやせている人とでは、「異所性脂肪」に回る脂肪の量に差が出てくることになる。「異所性脂肪」の観点からすれば、太っていても、やせている人よりも健康な場合があるのは、こういう仕組みなのだ。

大人になると「皮下脂肪」は増えないらしい。だから、40を越えた僕などは「皮下脂肪」の容量を増やして「異所性脂肪」を減らそうとしても無理なのである。ではどうするか。「異所性脂肪」を直接減らすことになる。番組は、その方法を2つ紹介していた。?食事から脂ものを減らす、?一日一万歩程度の運動をする。なんか凄く常識的な方法である。ところが、番組の中で、3日間これを実践した場合の「異所性脂肪」の減少率について実験していて、その効果はてきめんだった。実験に参加した男性2人は、いずれもわずか3日間で30%〜50%の「異所性脂肪」の減少があった。直接付着している「異所性脂肪」は「皮下脂肪」や「内臓脂肪」などよりも先に消費されるので減少効果が出やすいということである。これは希望の光も見えてきた。この手の話を聞くと必ず最初に見える光なんだけどね…。