せんだい雑記

楽天イーグルス、日記、備忘録

行列のできる病院

妻が先日から通い始めた内科病院は、かなり繁盛しているらしい。個人病院なんだが、いつ行っても1時間待ちは必至の“行列のできる病院”だ。この病院を知ったきっかけは、妻が行き着けの美容室の女性スタッフ。「面白くて、とてもいい先生ですから。」とすこぶる評判が良かったらしい。

妻には原因不明の体調不良というのがときどきあって、これまでいろいろな病院で看てもらったのだが、どこも似たり寄ったり。あまりパッとしなかった。今回もダメもとで出かけてみたらしい。

ところが、そこの面白い先生は少し違っていたようだ。問診にかなりの時間をかけて診察してくれたり、アレルギー検査をしてから薬を処方してくれたり。妻のひとつひとつの症状に、先生は考えられる原因を一つ一つ分かりやすく、かつ丁寧に説明してくれたそうだ。その説明のひとつひとつに心当たりがあり、とても合点の行くものだったので、妻はすっかりこの面白い先生を信頼してしまった。というか、ファンになってしまったようだ。単に面白い先生というだけではなかったわけだ。こうなると、新興宗教に入信した信者のようなもの。先生が処方した薬を飲んで、先生の言うことをしっかり守っていれば治るような気になってくる。信ずるものは救われるのだ。週一で通院している妻の体調不良は順調に回復に向かっている…。

息子が腹痛で学校を休む。息子の腹痛も何やら原因がよくわからない。風邪が原因のようなときもあれば疲れが原因のようなときもある。もしかすると精神的なものか…みたいなときもあったり。ときどき症状が出ては学校を休むことがある。妻の強〜い推薦もあって、例の“面白い先生”の病院へ行かせてみることにした。あの先生ならこれまでどこの先生もしなかったような処方をしてくれるかもしれない。親なりに淡い、しかし相当大きな期待を抱いていた。

息子は午前中寝ていて、午後から行ったようだった。

「これは調子悪くなるはずです…」、後で息子に聞いた話によると、先生はすぐにそうおっしゃったそうだ。さすがである(笑)。

「ところで何が原因だと言っていた?」

「いや、よくわからない。でも、お腹の辺りを押しながら、“これはお腹の調子が悪くなって当たり前”って言っていた。」

これまでは息子の症状をハッキリ肯定してくれた先生がいなかったのかもしれない。変な話だが、“悪くなって当たり前”と言われたことに対して、息子は大変感激している様子だった。ようやく自分の辛さがわかる先生に出会えた…みたいな。

「薬がたくさん出たんだけど…。無くなったらまた来いと言われたから、そのときに検査していろいろ分かったことを教えてくれるんじゃないかな。」

ふぅ〜ん、そんなもんかねぇ。これも後になって分かったことなんだが、アレルギー検査のほかに採血検査などもしたらしい。今度行くときは検便も持っていくことになっているようで、採取用の容器ももらってきていた。高校生の信者がまた一人増えた。

検査漬け、薬漬けじゃないか、と言う無かれ。妻や息子の話を聞いていると“治療が具体的”、という感じがする。症状が酷くないと、「風邪ですね。」などと漢方薬を処方して簡単に終わらせる、みたいな診療にうんざりしていたのだ。いつのまにか治っているんだが、ときどき同じような症状が現れて、その原因がハッキリしないという人は意外と多いと思うのだが、この先生にはそういうもやもやしたものをハッキリさせてくれるような雰囲気がある。ここを改善しましょう、あそこを治していきましょうという明快さがある。いずれ、良い先生には違いないのだ。「日頃の症状や悪くなったときの症状、病院へ行ったあとからの症状をきちんとメモしておいて、今度行ったときにちゃんと先生に言うのよ。」とは妻から息子へのアドバイス。信頼は相当厚い。

ここにいるオヤジが信者の仲間入りする日も近いような予感…(笑)。