せんだい雑記

楽天イーグルス、食べ歩き、日記

『日曜日の夕刊』

日曜日の夕刊

新潮社

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『日曜日の夕刊』(重松清)を読了。前に読んだ「ビタミンF」と同じ短編集である。

この人の書く短編集はとても読み応えがあって物足りなさというものを感じない。一口サイズだが、食べ終わった後で十分な満足感がある、という感じ。



どの作品も良いが、特に“娘と父親の関係を描いた作品”のいくつかが印象的だ。ぼくには息子しかいないので娘との関わりは未知なんだが、小説に出てくる娘たちの父親に対する反応が(親父側から見たら)かなり残酷で、読んでいて少し辛くなった。「息子で良かったなぁ…」みたいな弱腰の感想が浮かぶ。妻にそんなことを漏らしたら「あら、私は娘も欲しかったわぁ…」とまるで娘代表のような迫力でコメントされたのだった。